2013年2月11日月曜日

『HTML5カンファレンス宮崎2013』に参加して

2月10日に開催されたHTML5カンファレンス宮崎2013( http://html5miyazaki.org/ )に参加させていただきました。自分は部の顧問の先生の紹介でこのカンファレンスを知りました。昨年の暮れにオプティムさんの勉強会に参加した経験から、 「勉強会やイベントはなるべく参加して行こう」と考えているので、「宮崎でHTML5のイベントがあるだって!」と飛びつきました。今、テスト準備期間で 時間もなく、カンファレンスのことを知ったのも開催の1週間前ということで、(言い訳にはなりませんが…)何も予習をしていませんでした。

 前置きはこれくらいにして、実際の内容に移ります。カンファレンスはA、Bの2つの教室で同時進行で行われました。本当はどの講演も聞きたかったです…。以下が自分の参加した講演と全体の流れです。

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 オープニング

A:浅井智也さん 
 『Webプラットフォームの最新動向2013年版(仮)』

A:北村英志さん 
 『Chrome Appsで作る新しいユーザ体験』

B:ダニエル・デイビスさん
 『small画面でも、BIG画面でも、
  今すぐ使えるレスポンシブ活用術』

A:小松健作さん
 『コミュニケーション系API最新事情
  ~WebSooketからSooket APIまで~』

B:マイケル・スミスさん
 『勧告候補になったHTML5.0の使用についてと、
  HTML5.1の始まり』

B:秋葉秀樹さん
 『デザイナーとしてのHTML5への向き合い方』

クロージング

懇親会
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それぞれの講演と懇親会のときの感想等を書いていきます。自分の勉強不足で変な捉え方や偏った捉え方をしているかもしれません。ご了承ください。

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浅井智也さん 
『Webプラットフォームの最新動向2013年版(仮)』

 Firefoxで知られるMozilaの浅井さんの講演です。Mozilaが開発しているFirefoxOSを中心として、WebがOSになっていく、WebOS時代の到来について2013年はその始まりの年であることについて語られました。

・AndroidやiOSという独自のプラットホームでは開発がその内部で限られ、企業の方針によって左右される
・AndroidやiOSという環境は互換性がなく、それぞれでアプリの開発が必要
・HTMLによって、ブラウザが使用サポートしているだけで、違う機種、OS間でも同様な開発が可能である
・ブラウザ技術→新たなプラットホームへ
・Web APIの進化により、3DやWeb Sooketなど様々なことができるようになり、W3Cでの標準化が進んで行けば、どのブラウザでもサポートされていく
・FirefoxOSはWeb技術のみで作られていて、HTMLに特化し、無駄を省くことで従来のスマートフォンより軽量化を実現、実行環境(機器)も安価なものでも大丈夫
・HTML5は開発者が800万人いて、AndroidやiOSと比べると圧倒的に開発者が多い
・既存の独自のプラットホームに頼ることなく、透明性の高い開発が可能である
・FirefoxOSの開発は Webアプリです Webアプリです Webアプリです
・自分の慣れしたしんだエディタやライブラリ、開発ツールをそのまま使える
・Mozila公式で開発ツール(シュミレーター)がある
・Mozilaやその他のwikiで開発の疑問点をサポート
・マーケットプレイスの方も制限なく自由に使える
 …その他、詳しくはMozilaの公式で
・今年はWeb技術がOSとなる年

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北村英志さん 
『Chrome Appsで作る新しいユーザ体験』

  ChromeAppsを中心とした新しい開発についての講演でした。北村さんが作成した某Tunesに似たような音楽プレイヤーの説明、ちょっとしたライ ブコーディングも行われました。いろいろと書きたいことはあるのですが、技術面で詳しくなく分からないところが多いため、割愛させていただくところが多く あります。

・ChromeAppsではWebアプリケーションをインストールして使用できる
・独自のプラットホームに頼ることがない開発が可能である
・オフラインでも動作できるようなアプリの開発をしていく
・従来、ブラウザからは作ることができなかったようなミュージックライブラリを扱うといった直接OSを叩くようなことができる
・現在のところ実現していないが、ブラウザの枠を超えたエクスペリエンス(例:DockからWebアプリケーションが開ける)の実現を目指している
・yomenやAngular.JSを使用したコーディングと実装
・Chrome(Google)では新しいAPIの開発にも力を入れている
・セキュリティの方も、HTMLの脆弱性をカバーするような規定をChrome側から指定している(一定の規定は解除することも可能)

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ダニエル・デイビスさん
『small画面でも、BIG画面でも、
  今すぐ使えるレスポンシブ活用術』

  デイビスさんはTVやモバイル、PCの開発の経験から、それぞれの機器の判別は難しいものであることをおっしゃられていました。そこで、レスポンシブなサ イトの重要性、有効性について訴えていました。講演自体はライブコーディングを行い、HTML5カンファレンス福岡のPCサイトを少しずつレスポンシブな ものに変えていくという内容が中心でした。

・モバイル専用サイトでは画面表示上の問題がある
・モバイルはユーザの行動に左右される
・コンテンツの最適化をするべきである
・CSSによって、文字の大きさ、空間、ロールオーバーやドラッグ、ユーザの入力、パフォーマンスなどが異なるマルチデバイスに対応させることが必要
以下は説明順
1.viewportを使う
2.メディアクエリを使う
3.コンテンツをシングルコラムに
4.画像の幅を最大100%に
5.不要なコンテンツは非表示
6.HTML5フォームを使い、様々な情報を取得
7.hover、focusを使う
8.エフェクトはJavaScript+CSSで行う

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小松健作さん(カエルの人)
『コミュニケーション系API最新事情
  ~WebSooketからSooket APIまで~』

  小松さんはNTTの方で、通信に関する仕事に従事しており、HTML5による新しい通信の可能性と難しさについて語られました。通信やサーバ、クライアン トを車や工場などで例えることによって分かりやす説明でした。文章では書きづらいので、割愛させていただく部分があります。また、ネットワークによる遠隔 操作などの部分は技術面で分からないことが多く、その部分も割愛させていただくところが多いです。(本当、勉強が足らず申し訳ないです)

・カエル!
・HTMLのプロトコルは片道1方向を1台の車で走り、積み荷もAmazonの包装のように無駄が多い
・SPDYプロトコルはは片道1方向ではあるが、車を1度に複数台の車を走らせるようなもの
・WebSocketはSPDYに似ているが、車を好きなタイミングで走らせることができる
・SPDYやWebSocketは効率がいいが、1番使われるのはHTMLのプロトコルであることに変わりはない
・HTTP、SPDYはリソースのダウンロードに用いて、WebSocketはインタラクティブなものに用いる
・『Web of things』Webから様々なマルチデバイスを使いこなせること、また機器間での連携がとれること(クラウドなどを用いて実現)
・マルチでバイス間での通信を考える際は、複雑化して行くネットワークについて考えなければならない
・docomoなどの携帯会社のIPアドレスの割り振りは端末にローカルアドレスを割当、サーバでグローバルアドレスを確保するような形態になっている
・DLNAを使う
・レイヤー独立は幻想である

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マイケル・スミスさん
『勧告候補になったHTML5.0の使用についてと、
 HTML5.1の始まり』

 スミスさんの講演は全て英語でした。英語力のない自分はところどころ話の内容が分かる、いくつか聞き取れる単語とプレゼンをもとに内容を推測するというレベルで、詳細までは分かりませんでした。大まかに以下のことついて語られていたことは分かりました。

・Apacheを使用することとキャッシュについて
・テンプレートを使うことの有用性
・GitHubの有用性
・マツコ・デラックス最高

ス ミスさんはライブコーディングもなさったんですが、そこで感じたのが、これが本物のギークだということ、Macの性能、パフォーマンスを本当に引き出して いるということでした。自分たちのどこかに少しある、Macの方がかっこいいというものではなく、純粋に技術のためにMacを使っていました。このことは なかなかに衝撃でした。

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秋葉秀樹さん
『デザイナーとしてのHTML5への向き合い方』

  オプティムさんにはデザイナーの方はいないということだったので、本物のデザイナーの方には初めて会いました。なんでしょうか、言いづらいんですが、ユ ニークな方で、デザインを手がけていることと関係があるのかは分かりませんが、ファッションが独特でかっこいい方でした。デザイナーの立場から見たプログ ラミングに関してとユーザ目線のデザインということについて語られていました。

・スキル(プログラミング)を身につけているということがデザインではない
・ユーザにコンテンツをどう届けるか?ということが重要である
・技術的なデザインではなく、心理的に使いやすいデザインを
・見た目のデザインではなく、使いやすいデザインを
・ユーザの行動をデザインすることが大切であり、それに技術がプラスされるものである
・デザイナーは配色やレイアウトだけではいけない、何よりも使いやすくストレスフリーでユーザが使えるものを作っていくこと
・コミュニケーションも大事
・ユーザケア(不具合への対応)の重要性
 例:ネットが繋がらなかったポップアップを表示 
   画像を読み込み時間をパーセント表示
・「機能」をデザインすること、「安全」をデザインすること

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懇親会

  懇親会にも行かせていただきました。参加者した方々の中で、ボランティアで参加していた大学生の方を除くと、たぶん学生は自分1人でした。どの企業の方も 積極的に話して、自分にもいろいろと話しかけてくださいました。その方の中に1人で起業したという方がいました。その方はプログラミングに関係ないエンジ ニアであったそうですが、これからはインターネットの時代だと思って、1人で一から勉強をし、2〜3年してようやく食べて行けるようになったと言っていま した。起業するということに関心がある自分としてはその内容はとても興味深い者でした。そのような方々と話した後、もう時間がなかったので、他の方々の話 に割り込むような形でMozilaの浅井さんと話をさせていただきました。(「帰るまで、時間がないので話をさせていただいてもいいですか?」と言った自 分に快く場所を譲っていただいた方々、本当にありがとうございます。)FirefoxOS、Webアプリケーションというものに興味を持ち、懇親会に行く 前から浅井さんと話をしたいと考えていました。実機も見せてもらいました。トルコの2年前の安価な端末にFirefoxOSを入れたものだったのですが、 AndroidやiOSに劣らず、さくさくと動き、起動はとても早かったです。驚きました。開発環境についても、講演のときより深く入ったことをいろいろ と教えていただきました。また、Mozilaが非営利団体であること、非営利団体だから利益にとらわれずにより良い社会のために貢献できると言うことを聞 いて、その場で感銘を受けました。(Mozilaに入った経緯とかも聞いちゃいました)講演より深い話を20分以上もしていただき、本当に浅井さんには感 謝するばかりです。日本にMozilaのエンジニアはたった12人しか(世界には500人)いないらしく、その中の1人のお話を聞けたという貴重な体験で した。他の方々とも話したかったのですが、自分が寮生ですぐに帰らないといけないということもあり、それは叶いませんでした。本当に残念です。 GoogleやNTTの方とも話したかった…。

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 このような充実した1日を過ごさせていただきました。とても貴重な体験をすることができました。個人的にはFirefoxへ対する愛が戻ってきました。今の自分のあり方についても再検討させられました。
HTML5やその他、様々なことにも関心を持ちました。時間ができたら勉強していきたいと思います。

 講演をしていただいた方々、スポンサーされた企業の方々、ボランティアの方々、お金を出してくれた親には本当に、本当に感謝します。ありがとうございました。

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